猫風邪について
こんにちは~!
ずいぶん久しぶりのブログ更新になってしまいました。
しばらくブログを書いていなかったのですが、自分の忘備録がてら記事にしておこうと思います。
タイトルの通り、我が家の妹猫が風邪をひいていました(;^_^A
猫風邪とは?
その名の通り人間の風邪と同じような症状が出る病気のことです。
人間の風邪が放っておいても治るのに対し、猫風邪はきちんと投薬しないと症状の改善が難しい病気です。
免疫や抵抗力の高い猫ちゃんは重症化せず、2、3日で自然治癒することもあるのですが、そうでない場合は重症化してしまうことがあるので注意が必要です。
猫風邪と呼ばれる病気の原因は主にカリシウイルスとヘルペスウイルスです。
カリシウイルスは一度発症するとその後は発症しないことが多いみたいですが、ヘルペスウイルスは症状が治まっても免疫力が下がると活発になる為、繰り返し風邪の症状が出ます。
「ならそのウイルスにかからないようにすればいいじゃん!そんなの飼い主の責任!」
と言われてしまいそうですが、拾われっ子の場合は拾ったときにすでに罹患している場合が多いので、一概に飼い主さんを責めないであげてくださいね(T_T)
なぜかと言われれば母子感染してしまうことが多いからです。
猫の場合は犬に比べて、拾われて我が子になる…というパターンが非常に多いと思います。かくいう我が家の歴代猫たちも全員拾われっ子です。
野良猫ちゃん達は、ほぼ100%ウイルスを保菌していると言われています。
出産は、猫も人間も大変体力を使うことですし、免疫も下がります。
そうすると授乳の時に活発になったウイルスが母乳を通して子猫に感染…ということが起きます。
特に子猫は抵抗力がなく、風邪の症状が出てしまうと致命的です。
妹猫は拾われたときに目やにがひどく、まぶたが開かないような状態でした。
まぁそんなわけで、うちの猫二匹はどちらも保菌者なのですが、姉猫は兄弟の中でも一番大きく抵抗力も強いようで、くしゃみを少しするくらいで自然治癒してしまいますが、妹猫は兄弟の中で一番小さく、拾われたときに獣医さんから「死んじゃうかも…」と言われるほど弱かった子。風邪の症状が出ると悪化しやすい傾向にあります。
完治することが出来ない病気の代表である猫風邪ですが、ワクチン接種で症状を軽減することが出来ます。
今回も抗体があったのでそこまで悪化せず、現在はほぼ症状が出ない状態まで回復しました。
風邪の症状と推移
今回は前提として春先であったこと、急激な温度変化ということがありました。
換毛期で体力が落ちていたところに、みぞれが降るほど冷え込んでしまったという環境的要因があります。
3/14 気温低下
3/15 くしゃみ連発、鼻と肉球の赤み、少し食欲低下
3/16~3/18 くしゃみ、鼻水、水分摂取の低下、食欲ほぼなし、排尿1日に1回、排便なし
3/19 動物病院で診察、夜から上記症状に加え咳
3/20 食欲が微回復、
3/21 症状そのまま
3/22 排便、排尿あり、固形の食事あり、起きている時間が長くなる
3/23~3/24 カリカリご飯だけになり、風邪の症状は鼻水だけ
3/25 鼻水もほぼ無く、くしゃみもなくなった
こういう感じで回復しています。
妹猫は肉球の一部と鼻がソメイヨシノに近い薄いピンク色なので、発熱したときはすぐにわかります。
体全体も熱くはなるのですが、一番わかりやすいのは鼻かなぁ。
鼻や肉球が黒い子は触って確認か、動物用の体温計が販売されているので検温するのもいいかと思います。
自宅では暴れる子が多いとは思いますが…。
病院での検温で39.7度。猫の平熱は38度~38.5度なので、かなり高熱でしたね(;'∀')
病院では抗生剤と解熱の注射、インターフェロンの点眼点鼻薬をもらいました。
病院でやり方を聞いて帰ってきたら、すごいよだれ!
家でも一度やったらまたよだれ!
副作用でそういうことがあるのか聞いてみたら、先生もあまり聞いたことが無いらしく、でもあまり気にしなくていいよ~ということだったのでとりあえず安心しました。
原因は点鼻したときにおいしくないor苦い液体が口に回り、薄めるために出ているのだろうとのことでした。
点鼻はものすごく嫌がるし、体力がないのに暴れるので怖くなり点眼だけになりました。
病院でも「点鼻は凄く嫌がる子が多い、目から鼻にも薬が流れるので」と言われていたので無問題。この薬は鼻づまりに即効性があるらしく、薬の効果からか食欲は徐々に回復しました。
今回は10日ほどでほぼ無症状まで回復しましたが、酷くなると2週間悪化し続けることもあります。今回の症状+よだれ、口内炎、大量の鼻水が前回の風邪の時の症状です。
猫は臭いでご飯を見分けているので、鼻づまりは早く解消したい症状です。
人間と同じように、食べれるようになればどんどん回復していきますよ!
今回食欲が無いときに活躍したのが「エナジーちゅーる カロリー2倍」と「ちゅーる 総合栄養食」です。
猫の必須栄養素にタウリンがあるのですが、これは総合栄養食に添加されており、一般食、おやつには(私が確認した範囲では)添加されていませんでした。
生肉食の子たちは、鶏のハツにタウリンが豊富なようです。
興味はあるけど、とりあえず馬肉を少しから始めてみる予定。
必須栄養素なので当然足りなくなると体調に不具合が出るはず…と思い、急いで買い求めました。薬との相乗効果もあったかなと思います。
大きめのペットショップかホームセンターにはあると思いますので、参考になれば!
今回は成猫の場合の風邪の話です。
老猫や子猫の場合は命取りになりうる病気なので「いつもよりくしゃみの回数が多いな~」など、普段と違う様子の時はすぐに病院にかかりましょうね。
写真もなく文字だけの長文でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました('ω')ノ
よい猫ちゃんライフを!